
先代代表 故山中理民の含蓄と哲学に富んだ写真集をアーカイブ。
山中理民が貫いた比類なき「ONLY ONE」の生き様をぜひご覧ください!
むかし、むかし。
浦島太郎は助けた亀に連れられて、龍宮城に向かいます。
可憐で美しい乙姫さまに迎えられ、見たこともないご馳走や、タイやヒラメの舞い踊り。
夢のような日々を過ごすうちに、ふっと我に返った太郎は、帰り支度をはじめます。
乙姫さまはたいそう悲しまれ、玉手箱を渡し言いました。
「決して蓋をあけてはなりませんよ」
しかし浜辺についた太郎は、約束を破って箱をあけてしまいます。
すると中から白い煙が立ちのぼり、一瞬にして白髪のお爺さんになってしまいました。
ここまでは皆さんご存知の浦島太郎物語ですが…
わたしの中に二つ疑問が生まれました。
・乙姫さまはどうして玉手箱を太郎にわたしたのか?
・白髪のおじいさんになってしまったということはどういう意味なのだろうか?
それを解き明かしていきたいと思います。
まずは乙姫さま。
彼女にとって浦島太郎は、初めての男性でした。
すでに夫のような存在になった愛しい太郎と、離れたくはない。
なのに太郎は行ってしまう・・・
そこで乙姫は、「この箱を決してあけることなく、また必ずここへ戻ってきて下さいね」
との願いを託して、玉手箱を渡したのです。
けれども太郎は好奇心のあまり、箱の蓋をそーっとあけてしまいました。
白髪のお爺さんになったということは、ズバリ!男性の機能を失ってしまったということ。
乙姫さまの切なる思いむなしく、太郎が再び龍宮城へ行くことはできませんでした。
それではあまりに乙姫さまがお気の毒ではないか。
きっと涙を流し、悲しんでいるに違いない。
よし!わたしが太郎になりかわり、龍宮城へいこう!
頭をぐぐいっともちあげた亀にまたがり、いざ乙姫さまの待つ龍宮城へ!
乙姫さまが悦んだかどうか、それはご想像におまかせすると致しましょう。
*わたくしごとですが、昨年の12月に喜寿を迎えました。
77歳にしてもなお、決して諦めない。
『世界一への挑戦』をひっさげて、山中太郎は今日もいく~!
めでたし、めでたし。
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